受賞のために夫婦でおのぼり2019
2019.09.12
8月の暮れ、一本の電話が鳴りました。夫から「マキさんの方がいいかも」と渡された受話器の相手はインタビュー記事でインタビューをしてくれた方だったので「お!これは、鹿児島に遊びにきちゃったパターンのやつかな?」と普通にお話しようと思ったらなんと、「今年も何かしらの賞を受賞することが決定いたしました!」とこっちが遊びに行っちゃうパターンのお知らせをいただき、ウッキウキでおのぼりしてきました。
ただ、今回は2回目。右も左もわからなかったあの頃のウブな私はもう居ないのです。東京だってもう庭みたいなもんですよ。
東京ー!!!!!こんにちは〜!!!到着して会いたい人に会ってビールを呑んだ翌日の授賞式当日は、朝から慣れ親しんだ東京観光へ。
おしゃれダダ漏れなパンを買う夫を慣れた様子で見守り
行きなれる予定の美味しそうなお菓子屋さんをガン見したり
酔っ払って家に持ち帰るのにちょうど良さそうな看板に目星をつけたりとアクティブに動いた結果
台風後の猛暑の中、普段履かないおしゃれ靴下と黒い服に包まれた自分を
「自分で自分を呪ってやりたい」
と、2020年オリンピックで金メダルを獲った後のインタビューで使えそうなコメントを生み出してしまうクリエイティブな時間を過ごしました。
1年ぶりに来た渋谷は開発が進みまくっており、「これ以上都会になりやがってどうすんだよこんちくしょう」と暑さゆえ普段言い慣れないお江戸言葉が口から出てしまいましたが、手前のDVD屋さんにライバル宣言されているホテルに無事到着。
今年は地域賞という「地域を代表するショップに送られる賞」という謎に快挙な賞をいただきました。
授賞式の後の懇親会では、奥の生ハムにロックオン。暑さでほんのちょっと自分を見失いそうになっていましたが
おめかししたブランドンが元号を生発表するというプライスレスな時間を過ごすことができました。
自分でも意外だったのが、賞をもらってとにかく嬉しいという感情ではなく、いろんなショップのオーナーさんが去年よりアグレッシブに成長し続けている様子を目の前で感じ、スローペースな自分に焦りを感じたこと。「オリジナルを作っていきたい」という目標は1つ達成したものの、「器にこだわらず、生活の宝物になるようなものをセレクトしていきたい」という点においてほとんど成長できていないなと感じました。それは作家さんに恵まれすぎたゆえに、ピッチャービビってる状態に陥って安定を求めすぎた結果だなと、生ハムとメロンを一緒に食べながら今からの目標にしようと、忘れないうちにメモしておくこととします。