おでかけカメラとおうち図鑑

骨折したことで真面目に感じた話

2020.05.17

た〜んときてます

急性期はお風呂もままらない状態で、その後夫からの入浴サービスを受けることで「今の私結構介護保険つかちまってるな。要支援1か2くらいかしら」などと脳内で考えておりましたが、自分1人で脱衣→入浴→着衣という一連の流れをこなせるようになったことで、夫にかける負担が少しは減らせたという安堵を感じています、こんにちは。介護する側がもちろん負担が大きく大変だということを前提として、介護される側も結構気を遣うもんなんだなとこの怪我を通して感じたところでもあるのです。例えばお風呂は介護する側は服も着てるし暑くなってきます。そうすると窓を全開よろしくにして涼しくするのですが、お風呂に入れてもらっている側はこれが結構寒い。だけど「ちょっと寒い」とはなかなか言えないものなのです。看護師の仕事をしている時に片麻痺の患者さんが「肩が重くて痛くて不安だから入浴の時は三角巾で固定して欲しい」という要望があったのですが正直介護する側からしたらピンとこなかったもので、なんなら正直「毎回か・・・」などと思ったりもしたのですが、今なら全力でわかります。言わない方の中には我慢しているという方もいるのではないでしょうか。

また我が家は夫婦2人の小さな会社です。従業員はたった2人。片一方が動けなくなったことで負担がどんとのしかかる姿を目の前で見ることになる拷問感。最初の方は夫も介護と家事負担でみるみる疲労がたまり、普段の明るさからは考えられないくらい疲れ切っていました。

3人一緒〜!(怪我)

今も力仕事の大半を負担してもらっている拷問感はありますが、それでもパソコン作業ができるようになり、取引先との打ち合わせを担ったり頭を動かしアイデアを考えることで貢献したいと思っています。利き手の肩がポンコツになったことで右手でも食べられますがこれを機にできるだけ左手を使って食べるようにしています。人間本気で必要になるとできるようになるもので、今では我が家の唯一の左利きの次女と同じくらいの散らかし具合で食事ができるようになってきました。

みそ(犬)も骨折しました

左手を使うと今まで使われていなかった脳の部分が使われるようになるという諸説から自分自身パワーアップできるのではないかと期待しているのです。夫に聞くと「今までのマキさんと変わらないけどね」と言われたのでノビシロだらけなのでしょう。

自由気まま

そんなわけで初めての骨折で色々と考えたことを真面目に書いてみたのですがいかがでしょうか?我が家は夫が本気と書いてマジと読むレベルで私よりも家事スキルが高いので運がよかったのですが、そんな夫へのお願いごとも最後に書いておきます。きっとこのブログを読むと信じて。右手がポンコツの私の髪の毛を結んでくれて本当にありがたいと思っています。ただ40手前の私にはポニーテールはちょっとキツイです。できましたらもっと下の方で普通に結んでいただけないでしょうか?それから家に訪れた親戚などに「ほらみて!マキさんも骨折して痛いもんだから食べれなくて・・・こんなに細くなっちゃって!」というのを鉄板ネタにするのはやめていただいてもいいでしょうか。言われた人は「(゚∀゚)」←こんな表情になって苦笑いしています。そこんとこよろしくお願いいたします。