歯医者、その後
2018.03.14
そうです。まだ行っているのです。ボツ写真とともに何かを書くということ、すなわち、私の歯医者事情なのです。
週に1回か2回というちょうどいい感じの恋人の距離感で歯医者ハウス(テラスハウス風)の住人である歯科衛生士のお姉さんとの交流を続けること約1ヶ月。未だ、名前を聞き出すことも、電話番号を聞き出すこともできない距離感を保ちつつも
歯科衛生士のお姉さん「もしかして、わかめみたいなの食べたりしましたか?」
と、お口の中をなんの躊躇もなく見せられるほどの親密感。「わかめ・・・食べ・・・ましたねぇ。」「ちなみに、増えるわかめの方じゃなくて、ふりかけの方ですね。」とワカメの用途までも答えてしまう、安心感を感じるように。そんなお姉さんに言われました。
お姉さん「2週間(私と距離を置いて)、次回で最後になります。」
出会いあれば別れあり。そう、それが歯医者ハウス。とうとう私も歯医者ハウスを卒業する日が来たのです。ここで例のあのハウスならバタンとドアが閉まるでしょう。思えば、アイスコーヒーが歯にしみて、歯医者ハウスへの出演を決めたあの日・・・。ドキドキしながらそのドアを開け、緊張で手足がぴーんとなり、痛くても手をあげる勇気がなかった甘酸っぱい思い出。これは、前向きな卒業なのです。しんみりとしているとお姉さんは言いました。
姉さん「最後にもう一回歯周病の検査をしますね」
どうやらエンディングまで手足の力は抜けないようです。